[主催・監修]
姉咲たくみ

2021

10.12        −         10.17

11:00 - 19:00(最終日は17時までです)

会場

The Artcomplex Center of Tokyo

アートコンプレックス・センター

ディストピア建築展について

ディストピアとは統制によって自由が奪われた状態にある社会だ。数々の小説や映画に書かれたディストピアは人間の存在理由を求めて争った。そこから大きく見方を変えて人類絶滅とディストピアについて大きく触れている。

私は常に考えている。真のディストピアとは存在理由を完全に奪われ、その全てがなくなった状態ではないかと。地球は45億年の間に5回の大量絶滅を繰り返してきた。もし6度目の大量絶滅で人類が絶滅した時に存在理由を奪われてしまう。そうなれば人類は存在理由を完全に失うことになる。

そこで私は人類復活の手段として人工母胎を持った建築を考えている。近年はIoTとAIの普及で建築に意思が芽生えつつある。これからの建築はシェルターであると同時に我々の安全や生活を考えてくれる。

そこから考えれば人類絶滅後に人工母胎を持つ建築から再び人間を生み出し、地上に復活させられることも可能だろう。本展覧会では人類絶滅後の建築に必要なことをドローイング作品で展開しつつ提示していく。

レクチャーイベント
『人類絶滅後の建築』

10.16(土) 17:00から

入場無料

レクチャーゲスト

姉咲たくみ

(SF建築作家)

​経歴

1988年新潟生まれ。長岡造形大学大学院造形研究科修士課程建築学領域を2013年に修了。在学中から非主流建築(Fringe architecture)を専攻。その一方で独学ペン画を学び、2013年に超未来建築を研究することを目的にANOMaLY studioを設立。現在、東京を中心に海外で活動している。



4年前、初の個展「反重力建築」が終わってから1ヶ月間の休暇を取っていた。次の新シリーズに向けて構想を考えながらアイデアを出していた。その中で以前から小崎哲哉著作の「百年の愚行」から
インスピレーションを得た作品が作りたいと考えていた。
百年の愚行は戦争、環境破壊、難民問題などを20世紀に起きた人類の愚行を写真と文章を通じて書かれた本だ。そこから基礎組み立て、環境破壊によって地球が滅亡した内容を第1案として考えた。
次に2017年公開の「ブレードランナー2049」とアンドレイ・タルコフスキーの映画から着想を得て、人類がどこかえ消え去り人工母体から生まれた人間もどき”シェイプシフター”が消えた人類を探しに旅に出るという物語を書き上げた。
人類が消えた後の世界は色々なメディアや本では植物が地上を侵食して、やがて建築物が消えていく話が多くある。今作はそれとは全く違う。どちらかと言えば手塚治虫の火の鳥に近い内容になる。人類が消えた地上に再び人を復活させることだ。
2008年にビル・ゲイツ主導でスヴァールバル世界種子貯蔵庫を建設した。終末後の世界を見越した取り組みだが、ここで1つ疑問が浮かぶ。このプロジェクトは人類が生き残ったことが前提である。仮に人類が全て滅んだ時はこのプロジェクトが破堤することになる。そこで必要になるのが人類復活のための人口母体だ。ディストピ建築展では人類復活のための方法と、消えた後に必要なことを見せていこう。




 

メッセージ

姉咲たくみ

押山玲央

(株式会社 白矩 Shiraku inc. |  代表取締役)

経歴

建築が作られる過程に関心を持ったことからより良い建築生産プロセスを作るということで、2018年に株式会社白矩を設立。日本では数少ない、複雑形状または大規模な建築データを建築プロジェクトに入りマネジメントを行う。より良い建築生産プロセスを意識した建築企画や設計業務の依頼も募集しています。

​メッセージ
 

前回の反重力建築展では、トークイベントでご紹介いただき、SF建築作家の姉咲さんと対談させていただきました。

結構な数の人が来ていて、建築ってまだ興味持たれてるのだなと感じたことを覚えています。対談の内容は、反重力になることで人間の生活や関係性はどうなっているのかを軸に話しましたが、人は戦争を続けていたり、ゴミがたくさん出てしまっていたりというような、ある意味で人間の変わらない習性みたいなものを感じました。

またそこで描かれた絵には、建築はどんどん機械化していき、まるで生き物のようになっていたのを覚えています。2017年にHorizon Zero Dawn というゲームが発表され、そこでは機械が支配的な世界の中で少なくなった人間たち生き方が描かれた作品があるのですが、今回お誘いいただいてから、そのような世界感をもとに建築と人に置き換えたらどうなるのかななどと考えていました。しかし、姉咲さんにお話を聞くと今回のテーマは「人類絶滅後の建築」ということで人間がいなくなってしまいどんな話をしたらいいかなと思索中です。

それでも昨今の環境やエネルギー問題を考えると本当にそういう日が来てもおかしくないな思います。人間のために作られ続けてきた建築が人間がいなくなった世界で何を目的として存在しているのか、

対談を通して建築芸術家の姉咲さんのイメージを共有出来るのが楽しみです。




 

 
​押山玲央

会場アクセス

The Artcomplex Center of Tokyo

アートコンプレックス・センター

 

〒160-0015 

東京都新宿区大京町12-9 12-9

Daikyo-cho, Shinjuku-ku Tokyo

 

Tel/Fax: 03-3341-3253

​ギャラリーホームページ

ANOMaLY Studio公式ホームページ